今こそ見たい!ウーマン村本の政治ネタ漫才

実力派漫才コンビとして、一時はテレビにも多数出演していたウーマンラッシュアワー。

ボケ担当の村本が早口でまくしたてるスタイルの漫才で「実力派」として知られていますが、政治的な発言や原発・米軍基地問題をネタにした漫才が物議を醸し、いまやテレビで見かけることはほとんどなくなりました。

そんな中、先月5日にルミネtheよしもとで披露した「ネタ」が、またしても批判されています。

ウーマンラッシュアワー 村本のプロフィール

まずは、簡単にウーマンラッシュアワー・村本大輔のプロフィールからご紹介していきます。

  • 氏名:村本大輔(むらもとだいすけ)
  • 生年月日:1980年11月25日
  • 出身地:福井県 おおい町
  • 職業:漫才師
  • 趣味:ジブリのアニメを観ること、映画鑑賞、カフェ巡り

人気実力派漫才コンビ・ウーマンラッシュアワーのボケ担当、村本大輔。NSCの22期生で、同期にはキングコング、山里亮太(南海キャンディーズ)、スーパーマラドーナ、ピース、平成ノブシコブシ、NON STYLEなどがいます。

相方の中川パラダイスと2008年にコンビを結成すると、ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、NHK上方漫才コンテスト優勝など、数々の賞を獲得。2013年に『THE MANZAI』で優勝し、そこからテレビに引っ張りだこになりました。しかし、2018年頃からテレビ出演が激減。2020年以降、テレビ出演は年にたった1本となっています。

アメリカで見た社会風刺や皮肉を織り交ぜたネタに感銘を受けたウーマン村本は、スタンダップコメディを目指して渡米を宣言。現在、その準備を進めています。

ウーマン村本がテレビから消された理由

ウーマンラッシュアワーがテレビから消された理由は、原発や沖縄の米軍基地問題などを漫才のネタにし始めたからです。

元々ツイッターで政治について過激な発言をして炎上することが多かった村本ですが、2017年末の『THE MANZAI』で原発や米軍基地問題を題材にした漫才を披露。さらに、2018年の元旦に出演した『朝まで生テレビ!』では尖閣諸島問題や憲法改正に議論が及ぶと、『沖縄はもともと中国から取ったんでしょ』などと発言し、共演する学者らから猛反論を受けました。その後、ウーマンのテレビ出演は激減。一方で、村本は小泉純一郎元首相と脱原発に関する対談をするなど、政治的な色彩を強めていきます。

年に1度、テレビで漫才を披露する機会となっている『THE MANZAI』では桜を見る会や朝鮮学校問題など政治的なテーマ取り入れたネタをやり続けており、ネットなどでは「タブーを破った」と称賛する声も上がっています。

批判を浴びた最新ネタについて

炎上しようとも、批判を浴びようとも政治にまつわる漫才を続けるウーマンラッシュアワーですが、最新のネタにはウクライナ侵攻に絡めたプーチン批判を採用。

この日の漫才を見た人は「村本さんが早口で喋りまくるのは迫力があってすごかったが、正直、どこまで笑っていいのか複雑な気持ちになった」と語っています。

また、同じ舞台に立っていた中田カウスさんは「ウクライナのことはネタにしたらあかん。今、苦しんでいる人がいることやから、笑われへん」と発言されています。

突っ込みどころだらけの世の中を切り裂く 村本△

オレは、ウーマンラッシュアワーのネタが大好きです。村本さんはジャーナリストさながらに福島や沖縄などに実際に足を運んで、生の声を聞いています。そして、それを漫才として「笑い」に変えながら、漫才を観る人たちに考えきっかけを与えてくれているのです。